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占い師ヨハネの福音
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占い師ヨハネの福音
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劇情簡介 | |
劇情名 | 占い師ヨハネの福音 |
譯名 | 占卜師夜羽的福音 |
劇情導航 | |
上一章劇情 | アクア・ハウジング 海景房 |
下一章劇情 | 温泉旅行に行こう! 去溫泉旅行吧! |
第1話
1話
雲の一片も見えぬ蒼穹……見事な快晴ね | |
この身は暗黒の住人なれど、やはり美しいものは美しいと… あー! 待って待って! 乗りますーっ!! | |
ふぎゃっ!! | |
あいたたたたたた〜…… ぶつけたとこがまだ痛い…… | |
(転んだ拍子に近くの水たまりに突っ込んで、 その衝撃で鞄の中身ぶちまけちゃうし、 バスには乗り遅れて遅刻するし…) | |
(何であんなとこにバナナの皮なんか落ちてるのよ! あれが無きゃ転ば…… いや、無くても転んでたのかしら……) | |
は〜あぁ…… | |
……何であんた達までため息つくのよ | |
善子ちゃんだって…… 転んで水たまりに突っ込んだ挙句 バスに乗り遅れたみたいな悲愴な顔してどうしたずら? | |
ぐっ、何故分かる……! | |
最近あんまり良いことなくて、元気出ないんだ…… | |
忘れ物したり、帰り道にワンちゃんさんに吠えられたり、 授業で突然当てられた問題が ちょうど分からなくて飛ばしたやつだったり…… | |
マルも。お気に入りの小説の上にお茶こぼしちゃったり、 食べようとしたお弁当を くしゃみした拍子に全部落っことしちゃったり… | |
今朝は、家の花瓶に生けてあるお花が、 茎の真ん中から突然折れたずら! ちょうどマルが視線を向けた瞬間に…… | |
ええっ! | |
不吉ずら……これは凶兆に違いないずら……! こんなに不幸が連続するなんて 絶対何か悪いものが取り憑いてるずら〜! | |
そんな……も、もしかしてルビィも 呪われてたりするんじゃ……う、う、うわぁあ〜ん!! | |
ちょっと! 2人とも落ち着きなさいよ! 何をどうすればそんな考えに…… | |
(2人とも完全にパニックになっちゃってる…! ど、どうしよう、どうすれば……あ、そうだ!) | |
(確か鞄に……えーと、どこだどこだ…… あ、あった、これだ!) | |
2人とも、静粛になさいっ! | |
ふえ? | |
あなた達の頭上には今、苦難の星が瞬いている まるで明かりの無い夜道を1人で歩かされているような 不安に、震え慄くのも無理はない | |
そんなあなた達の進む道の果てを、 この堕天使ヨハネが占いましょう! 神秘の占術七つ道具『大いなる運命のアルカナ』でね! | |
占い? | |
アルカナ…… まさか、まさかそれは! タロットカード?! | |
はっ、ルビィちゃんが突然元気に! | |
タロットと言えば、μ'sの東條希さん! スピリチュアルパワーで数々の困難から メンバーを救ったという伝説の持ち主……! | |
なんと! μ'sにそんなすごいメンバーが……! | |
相当話盛ってる気がするけど…まぁ、とにかく | |
この22枚のタロットカードの中から、 2人のことをイメージしながら1枚ずつ引くわ それがあんた達に待つ未来よ | |
わ〜、こんなふうに直接占ってもらうなんて初めてかも! どきどきする…… | |
じゃ、引くわね ずら丸はこれ、ルビィはこれ | |
早っ | |
こういうのはうだうだ悩まず直感でやるもんなの さて、どんなカードが出たかしら? ずら丸は……ほほう | |
不思議な絵……これはどんな意味なの? | |
『太陽』……自由と幸福のアルカナ ずら丸、あなたに明かりは必要無いわね もう夜は明け、陽が昇る時だわ | |
光が満ち溢れ、気分も運気も上昇していくでしょう あんたに取り憑いているとかいうやつも、 たまらず逃げ出してしまうくらいにね | |
お、おお……! ほんとに? | |
ヨハネの発する魔の引力が偽りを導くことは無いわ! さて、ルビィは……おっと、これは | |
な、何? 悪いのが出たの!? | |
『運命の輪』、変化と成長のアルカナ。それの逆位置 ルビィ、あなたの夜が明けるのは、 どうやらもう少し先のようね | |
そんな……じゃあまだ悪いことが続いちゃうの? | |
悲観してはいけないわ。輪というものは常に巡るもの 苦難の星もやがて位置を変え、 昇る朝日にそのきらめきは消えることでしょう | |
授業でいきなり当てられようが、階段に脛をぶつけようが、 諦めず、下を向かず、やがて来る朝を信じて進むのよ! | |
は、はい! | |
あんなに不安だったのに、不思議と気が楽になったずら 善子ちゃん、このカード、お守りに持ってていい? | |
だーめ! 『大いなる運命のアルカナ』は 22枚揃ってこそ力を発揮するの。戻しなさいっ | |
え〜〜〜〜 | |
(今日は時間通りにちゃんとバスに乗れたわ バナナの皮も水たまりも見当たらないし、 無事に教室まで行けそうね♪) | |
善子ちゃ――ん!! | |
ずら丸? それにルビィも どうしたのよ、そんなに慌てて。何かあった? | |
善子ちゃんの占い、早速当たったずら〜! | |
ええ? | |
昨日ね、帰りに寄った本屋さんで 大好きな小説の最新刊の最後の1冊が買えて | |
家に向かう途中で おばあさんに道を聞かれたから教えてあげたら お礼におまんじゅうを3個もくれて | |
あと、今朝はタンスの角に 足の小指をぶつけそうになったけど、 体をひねって回避出来たずら! | |
そ、そう。よかったわね | |
ルビィもね、花丸ちゃんみたいな 良いことがあったわけじゃないけど | |
夜中にいきなり目覚ましが鳴って、 びっくりしてベッドから落ちちゃったんだ。しかも顔から… 時間間違えてセットしちゃってたみたいで | |
痛いし、心臓ばくばくするし、真っ暗だし、 何だか無性に悲しくなって、泣きそうになったんだけど | |
その時、善子ちゃんが言ってくれたことを思い出したの 諦めず、下を向かず、朝が来るのを信じて進めって | |
そしたら、心がすーっと落ち着いて、 涙も引っ込んじゃった。朝になって目が覚めた時は、 すごくすっきりした気分だったんだ | |
ありがとう、善子ちゃん もう嫌なことがあっても、ルビィ、落ち込まないよ | |
うんうん。大天使ヨハネ様のおかげずら ありがたやありがたや〜♡ | |
(昨日の今日でこんなに持ち直すなんて ま、笑顔が戻ってよかったわ 2人がにこにこしてないと、こっちも調子狂っちゃうしね) | |
……って、私は天使じゃなくて堕天使だってば! 訂正しなさーい! |
第1話
天空萬里無雲……真是個大晴天。 | |
雖然雖然我是黑暗的居民,但美景就是美啊…… 啊~!等一下啦!我也要上車!! | |
呀啊!! | |
好疼啊啊啊啊…… 撞到的地方還是好疼…… | |
(摔倒還掉進了邊上了的水窪, 衝擊力太大書包里的東西還摔出來了, 還錯過公交車遲到……) | |
(為什麼會有個香蕉皮掉到那裡啊! 如果沒有那個,我就不會摔…… 不對,就算沒有,估計也會摔倒……) | |
唉…… | |
……你們幹嘛也跟着一起嘆氣啊? | |
善子才是…… 怎麼悲壯得看起來就像摔到水窪後, 還沒有及時坐上公交車一樣的說? | |
嗚,你怎麼知道的……! | |
最近都沒什麼好事,所以我打不起精神來…… | |
不是忘帶東西,就是回家路上被狗狗吼叫, 再不然就是上課時候, 突然被點名回答一個我正好不知道的問題…… | |
咱也是。不是茶水撒到心儀的小說上, 就是一個噴嚏就把正要吃的便當 全部打翻在地上…… | |
今天早上,我家花瓶的花朵 突然從中折斷了的說! 而且正好是在咱轉頭看去的瞬間…… | |
咦! | |
不吉利的說……這肯定是凶兆的說……! 不幸的事情沒完沒了, 我肯定是被什麼不好的東西給附身了的說~! | |
不是吧……難、難道露比也 被詛咒了……嗚、嗚、嗚哇~!! | |
喂!你們兩個冷靜點! 都想的是什麼亂七八糟的啊…… | |
(這兩個人徹底陷入恐慌了……! 怎、怎麼辦,我該做些什麼……啊,對了!) | |
(我記得書包里有……唔,在哪裡來着…… 啊,找到了,就是這個!) | |
你們兩個安靜聽好! | |
咦? | |
現在,苦難之星正在你們頭上閃着光。 你們就像獨自行走在深夜漆黑的路上一樣, 當然會因為害怕而顫抖了。 | |
就讓我墮天使夜羽 使用神秘的占卜七大道具之一—— 「神聖命運阿爾克那」來占卜一下你們的未來吧! | |
占卜? | |
阿爾克那…… 這個是不是……塔羅牌!? | |
哇,露比怎麼突然變得這麼有精神了! | |
說到塔羅牌,據說μ's的東條希 就是通過自身的靈力, 從各種各樣的困難中拯救了其他成員……! | |
什麼!μ's里還有那麼厲害的成員……! | |
這話聽起來就很誇張……好吧,總而言之…… | |
我要一邊想着你們二人, 一邊從這22張卡里各抽一張。 而這張卡就預示着你們的未來。 | |
哇~還是第一次有人這樣直接幫我占卜呢! 好緊張啊…… | |
那我抽卡了哦。 咱丸是這張,露比是這張。 | |
好快啊! | |
這種事情不能糾結個沒完,就要憑直覺才行。 好啦,到底會是怎樣的牌呢? 咱丸是……哦哦。 | |
不可思議的圖案……這是什麼意思呀? | |
「太陽」……自由與幸福的阿爾克那。 咱丸,你不需要再去尋找光亮了, 因為夜晚即將結束,太陽就要升起了。 | |
隨着光芒的充盈,你的心情和運氣都會變好。 附在你身上的壞東西 肯定也會立刻逃走。 | |
哦、哦哦……!真的嗎? | |
我夜羽的魔力怎麼會是假的呢! 讓我再看看露比的……哎呀,這是…… | |
怎、怎麼啦?出來的牌不好嗎!? | |
「命運之輪」——變化與成長的阿爾克那。但卻是逆位。 也就是說,露比的黎明 還要再等上一段時間才行。 | |
怎麼會這樣……壞事還會繼續嗎? | |
不要那麼悲觀嘛。輪盤時刻都在旋轉。 苦難之星也會轉移位置, 並在旭日升起時消失不見。 | |
就算你在課上被突然點名,或是小腿撞到台階, 都不要放棄、不要低頭,一定要帶着對朝陽的信任勇往直前! | |
好、好的! | |
剛剛還那麼擔心,現在卻莫名輕鬆了許多的說。 善子,這張卡可以讓我留下當護身符嗎? | |
不行!只有22張卡牌湊齊, 「神聖命運阿爾克那」才能發揮力量。快點放回來吧。 | |
不是吧~~~ | |
(今天按時坐上了公交車, 沒有看到香蕉皮和水窪, 看來可以順利抵達教室了呢♪) | |
善子~~~!! | |
咱丸?還有露比也在, 你們怎麼慌慌張張的?出什麼事了嗎? | |
善子的占卜很快就應驗了的說~! | |
什麼? | |
昨天我在回家路上去了趟書店, 在那裡買到了最後一本超喜歡的小說最新刊。 | |
然後回家路上遇到一位老奶奶問路, 在回答她之後, 她送給我三個包子作為謝禮。 | |
還有,今早我的小腳趾 差點撞上柜子角的時候, 一個扭身避免了這場悲劇的說! | |
這、這樣啊。真是太好了呢。 | |
露比倒是沒有遇到 像花丸那樣的好事。 | |
夜裡鬧鐘突然響起, 嚇得我直接從床上掉了下去。而且還是臉先着地…… 似乎是我把時間給設錯了。 | |
摔得好疼,心跳得好快,周圍又是一片漆黑, 我突然覺得好難過,差一點就哭出來。 | |
但就在這時,我想起善子說的話, 不要放棄、不要低頭,帶着對朝陽的信任勇往直前。 | |
想着想着,我就平靜多了, 眼淚也忍了回去。早上起來時, 整個人都輕鬆多啦。 | |
善子,謝謝你。 就算遇到不開心的事情,露比也不會再消沉啦。 | |
嗯嗯。多虧了大天使夜羽大人的說, 感激不盡、感激不盡~♡ | |
(沒想到她們一天就緩過來了。 不過她們能重新露出笑臉就好。 要是看不到她們的笑臉,連我都要不對勁了呢) | |
……等一下,我不是天使,而是墮天使! 快點更正過來~! |
第2話
2話
あ、いたいた! 善子ちゃーん! | |
千歌。それに曜と梨子も どうしたの? | |
ルビィちゃんと花丸ちゃんに聞いたよ! 占いできるってほんと?! | |
うん | |
おおおーっ! | |
何なの? | |
善子ちゃんが占い得意で嬉しいみたい 千歌ちゃん憧れのμ'sにも、 占いが得意なメンバーがいるから | |
ああ、そういうこと… そういえばルビィも似たようなこと言って テンション上げてたわ | |
善子ちゃんすごいよ! 占いが出来るなんてかっこいい! いいなぁ、憧れちゃう♡ | |
花丸ちゃんもルビィちゃんも、嬉しそうだったよ 「善子ちゃんに励ましてもらった」って | |
そ、そう…ま、リトルデーモン達のメンタルを 気にかけるのもヨハネの役目だからね 不安を取り除いて、心置きなく堕天させてあげないと | |
堕天うんぬんはともかく…… 善子ちゃんがどんなふうに占うのか、 気になるねってみんなで話してたの | |
そうそう! 善子ちゃん、私達のことも占ってもらえないかな? | |
ふふ、いいわよ。何を占う? | |
やったー! じゃあ、ずばり! 今日の運勢! 占ってください! | |
もうお昼だけどね…… | |
日付が変わるまでは『今日』だし、いいんじゃない? 私もみてほしいなぁ♪ | |
任せなさい。あまりの命中精度に 魔王でさえも恐れをなしたヨハネの占い、 存分に体験させてあげるわ! | |
苦悩に惑い、道を失った哀れなリトルデーモンよ…… 堕天使ヨハネの啓示に光明を求めるならば、 ここに主従の誓いを立てなさい | |
はい! ヨハネ様! | |
ちょっと待って、何の儀式を始める気なの?! | |
占いとは未知とのコンタクト…それは己を助ける時もあれば 危険に晒すこともある。安易な気持ちで臨まぬよう、 宣誓によって気を引き締めるのよ | |
明らかに気を引き締めるのとは 関係無いような単語が出てきた気がするけど… | |
薄暗い部屋、雰囲気満点な呪文、 そして机の上には怪しげな図形が描かれた布…… はぁ……! テンション上がってきた! | |
落ち着いて。心が乱れると 運命を正しく読み取ることが難しくなるわ | |
はぁっ! ご、ごめんなさい | |
では早速始めましょう。今回はこれを使うわ | |
袋? | |
神秘の占術七つ道具『ストーン・フォーチュンテリング』! | |
ストーン? ……ということは、石を使うの? | |
そう。袋の中の石を好きなだけつかんで、 クロスの上に落とす。落ちた石が示す形から運勢を読むわ ただし、石をつかめるのは一度だけね | |
石を使う占いかぁ。初めて聞いたわ 占いっていうと星占いとかタロットとか、 風水とかが有名だけど、色々種類があるのね | |
さぁ、千歌! あなたの運命を見せてちょうだい その手でつかみ取る運命を! | |
この手でつかむ運命! いざっ! | |
むむむむむむむむ……ていっ! | |
わはっ、千歌ちゃん豪快〜! ……あ、石って普通の石なんだね | |
適当に散らばってるようにしか見えないけど…… 意味のある形、なのかしら? | |
うーぬぬぬぬぬ……… | |
どうでしょうか、ヨハネ様… | |
……うま | |
ウマ? | |
この石の配置は馬! それも全力疾走している馬を示している! | |
ええ〜〜! ウマって、あの動物の馬?! しかも走ってる?! | |
ほんとだ。このちょっと大きい石が頭で、 こっちのが脚で、胴で、って見たら、確かに馬かも! | |
いやいやいや、馬!? ちょっと……ええ……? | |
馬だとどんな意味があるの? | |
全体的に白い石が多いから、馬は馬でもこれは白馬ね 白馬は幸運の象徴よ。そして、走っている馬には 『良い知らせ』という意味がある | |
千歌の今日これからの運勢は…… 何か良い知らせが来て、とびきりハッピーな気分になる! ってところかしら | |
おお〜っ、やったぁ! 良い知らせかぁ、何だろう? | |
んー、私には馬じゃなくてカエルみたいに見えるよ いや、違うな、魚? 人の顔にも見えるような…… | |
そういえば、心理テストだっけ? こういうのあるよね ある図柄がどんなふうに見えるかで その人の性格が分かるっていう…… | |
ん? 電話だ。誰からだろう? ……お母さんだ。ごめん、ちょっと出るね | |
どうぞどうぞ〜 | |
もしもし、お母さん? どうしたの? ……うん、うん ……えっ! ほんとに?! | |
どうしたのかな? | |
さぁ……? | |
分かった。はーい | |
お母さん何だって? | |
あのね、前に応募したテレビ番組のプレゼント企画、 当選したらしくて、さっき賞品が届いたんだって! | |
抽選で3人にしか当たらないやつで、 応募もダメ元だったのに それが当たって、しかもその賞品が……高級馬肉! | |
馬肉?! ま、まさか…… | |
まさに幸運そのものとして訪れたのね 千歌、いえ、高海家に……! | |
善子ちゃんすごいよ〜! どんぴしゃだよ! 善子ちゃんって、ほんとに不思議な力を持ってるんだね! | |
占いっていうより、ほとんど予言だね | |
ねぇねぇ善子ちゃん、次は私、お願い! | |
いいわよ。それじゃあ……って、その前に 私もすっかりスルーしちゃってたけど…… 善子じゃなくて、ヨ・ハ・ネ! |
第2話
啊,找到你了! 善子! | |
千歌,還有小曜和梨子。 找我有事嗎? | |
我們聽露比和花丸說啦! 聽說你能占卜!? | |
嗯。 | |
哦哦哦~! | |
怎麼啦? | |
她很高興善子會占卜呢。 因為千歌喜歡的μ's裡面, 也有一個擅長占卜的成員啊。 | |
啊,原來如此…… 說來露比也說了類似的話 變得特別興奮呢。 | |
善子真的好厲害啊! 沒想到你還會占卜,真是太帥啦! 真好啊,令人憧憬♡ | |
花丸和露比也特別高興地說, 是善子你鼓勵了她們呢。 | |
這、這樣啊……畢竟關心小惡魔們的心情 也是夜羽的職責之一。 要是不能去除不安,就無法讓你們安心墮天了。 | |
先不說什麼墮天…… 我們很好奇善子是怎樣占卜的, 所以才想來問問你。 | |
沒錯! 善子,你可以也幫我們占卜一下嗎? | |
嘿嘿,當然可以啦。你們要占卜什麼? | |
太棒了! 我想知道的是……今天的運勢!來幫我占卜一下吧! | |
但現在已經是中午了啊…… | |
在夜裡12點之前都是「今天」,所以有什麼關係嘛。 我也想看看你的占卜呢♪ | |
那好。來盡情感受 我夜羽那精準到 連魔王都害怕的占卜吧! | |
深陷苦惱、迷失了道路的可憐小惡魔啊…… 若你想從墮天使夜羽的啟示中求得光明, 就在此發誓成為我的僕人吧。 | |
好的!夜羽大人! | |
等一下,這是要舉行什麼儀式嗎!? | |
占卜就是要接觸未知……有時能拯救自己,有時 會讓自身置於危險之地。為了不讓你們什麼都不想就來占卜, 我才想通過宣誓來讓你們繃緊情緒。 | |
但你剛才的話里, 明顯出現了與繃緊情緒毫無關聯的詞語…… | |
昏暗的房間、氣氛十足的咒語、 畫着可疑圖案的桌布…… 啊……!真是太激動人心了! | |
冷靜點。內心的凌亂 會影響我準確解讀命運。 | |
啊! 對、對不起。 | |
那就開始吧。這次要使用這個。 | |
袋子? | |
神秘的占卜七大道具之一——「占卜之石」! | |
石……要使用石頭嗎? | |
沒錯。你從袋裡隨意抓取任意數量的石頭,把它們灑到布上。 我會根據石頭掉落後組成的形狀來解讀你的運勢。 但你只能抓取一次石頭。 | |
使用石頭來占卜……我還是第一次聽說。 看來除了占星、塔羅牌和風水等著名的方法, 占卜還有很多其他的方法呢。 | |
好啦,千歌! 讓我看看你的命運吧。 快來親手抓住你的命運! | |
親手抓住命運!那就來吧! | |
唔唔唔唔唔唔……嘿! | |
哇,千歌也太豪爽啦~! ……啊,原來就是普通的石頭啊。 | |
看上去就是隨意灑落一團…… 其中真的有什麼特殊含義嗎? | |
唔唔唔唔唔…… | |
如何呢,夜羽大人…… | |
……馬。 | |
馬? | |
這些石頭組成了馬的形狀! 而且還是全力奔騰的馬! | |
咦~~! 你說的是馬匹!?而且還是奔騰中的馬匹!? | |
還真是啊。這塊較大的石頭是頭部, 這邊是腿、身子,這麼一看確實是馬! | |
等一下,這是馬!? 那個……唔……? | |
如果是馬,那有什麼含義嗎? | |
整體來看,白色的石頭較多,所以是一匹白馬。 而白馬則象徵着幸運。而且正在奔騰的馬 預示着「好事將至」。 | |
所以說,千歌今天的運勢是…… 會因為接到什麼好消息而特別開心! 差不多就是這樣啦。 | |
哦哦~太好了! 不知是什麼好消息呢? | |
唔,我覺得這不像馬,而像是青蛙…… 不對,更像是魚?而且看着也有點像人臉…… | |
對了,是不是有這樣的心理測試啊? 通過描述你眼中的圖形是什麼樣的, 來判斷你的性格…… | |
嗯?有電話。是誰打來的呢? ……是我媽媽。不好意思,我接一下電話。 | |
請吧請吧~ | |
喂,媽媽?怎麼了? ……嗯嗯…… 什麼!真的嗎!? | |
出什麼事了? | |
我也不知道…… | |
我明白了。好~ | |
阿姨都說了什麼? | |
她說之前我參加的電視台抽獎活動中獎了, 獎品剛剛寄到! | |
中獎者一共只有三個人, 我也是抱着雖然中不了姑且試試的心理去參加的。 沒想到真的中了獎,而且獎品還是……高級馬肉! | |
馬肉!?難、難道說…… | |
幸運真的直接找上了千歌, 不對,是找上了高海家呢……! | |
善子好厲害啊!簡直太准了! 看來善子真的擁有不可思議的力量呢! | |
這哪裡是占卜,簡直就是預言啊。 | |
善子,接下來也幫我算算吧! | |
沒問題。那……等一下, 我剛剛一直沒有反應過來…… 不是善子,而是夜羽! |
第3話
3話
ふ〜、今日の授業も終わった終わった〜! 今から部室に行っても、まだみんな来てないかな? まぁ、その時は待ってればいっか | |
ずら丸ー、ルビィー、部室行きま | |
善子ちゃ〜ん、部室行くずら〜 …あれ? | |
さっきまでここにいたと思ったんだけど…… 先に行っちゃったのかな? | |
来ていただけたこと、感謝いたしますわ | |
あなたのオーラから戸惑いと焦燥が見て取れる 何やら不穏な事態に陥っていることは想像出来るわ | |
……さすがですわね、善子さん いえ、ヨハネさんと呼ばせていただきましょう あなたの力を貸していただきたいのです | |
私の力……? どういうこと? 一体何が起こっているというの……?! | |
それは…… | |
今度ヨハネにマカイ一周ツアーに 連れて行ってほしいの〜☆ | |
ピギャ―ッッ?!! ま、ま、まままま鞠莉さん?! 何故?! | |
いやぁ、謎シリアスモードのダイヤなんて 珍しいもの見ちゃった | |
果南さんまで…… 謎シリアスとは何のことです? | |
2人ともいつの間に? このヨハネに気取られず背後を取るなんて… やはりただ者ではないわね、3年トリオ…… | |
さりげなくダイヤも入ってるね | |
ダイヤが1年生の教室の方に向かったから、 何の用かと思って後をつけたのよ〜 てっきりルビィに会いに行くのかと思ったんだけど | |
そしたら、善子1人を呼び出して、また移動するじゃない? これは面白くなりそう♪ ってことで、 果南も呼んで様子をウォッチしてたの☆ | |
電話口で『ミッションスタートよ』なんて 真剣な声で言うもんだから、 今度は何をやらかすのかと思ったよ | |
くっ! 私としたことが 尾行に気付かないなんて…… | |
……えーっと、 そろそろ私を呼んだ理由を教えてもらえる? | |
ああ、失礼しました では……ヨハネさん、ちょっとこちらへ | |
? | |
あー! 2人してナイショ話? ズルいわ〜、私も混ぜて〜 | |
……ふむふむ。生徒会の? ……書類を、失くした?! | |
声が大きい!! | |
アララ。珍しいわね〜、ダイヤがそんなことするなんて 青い顔で鞄やファイルを漁っていたのは、それが理由? | |
ううっ……そうですわ この前、生徒会室で書類整理をしていたら、 うっかり机の上の書類をバラまいてしまったんです | |
全部拾い集めたと思っていましたが、 今日になって1枚足りないことに気付いて…… 今日中に仕上げないといけないのに見つからないのです | |
それは大変だね… でも、それを見つけるために善子ちゃんを呼んだの? ……何で? | |
こういう手段に出るのはどうかと思いましたが、 占っていただこうと思ったのです。書類の在り処を | |
最初にルビィから話を聞いた時は、正直、眉唾でしたが… 千歌さんの未来もピタリと言い当てたというではありませんか | |
リアリー? すごいじゃない、善子! | |
そこまでの的中率なら、もしかしたら私の悩みも…… そう思ってお呼び立てした次第です | |
そういうこと…… | |
いかがでしょう、ヨハネさん 占っていただけますか? | |
(ど、どうしよう、思ってたより深刻な相談だった…… ずら丸やルビィの時は、当てようっていうより 元気付けようって思いだったし) | |
(千歌達の時はもっと軽いノリだったけど、 今回は外したら本当にがっかりさせちゃうっていうか、 迷惑かけちゃうっていうか) | |
(でも……困っている時に 私を思い出してくれたのなら、私……) | |
分かった。やってみるわ | |
本当ですか? ありがとうございます! | |
じゃ、今回は……これを使ってみましょう | |
紙と鉛筆? | |
ランチョンマットとチョップスティックスね! | |
鉛筆と箸と紙と布って全然違うじゃないの! どんな間違い方よ! これは、神秘の占術七つ道具『探求の羅針』よ! | |
ああ、確かに鉛筆より箸みたいだね。1本だけど もしかして、それが倒れた方向に 探しているものがある、とか? | |
なっ、何で分かるの?! | |
シンプルイズベスト! 失くしたものを探すのにはモッテコイの方法ね! | |
書類が見つかるなら何でもいいですわ | |
ゴホン! で、では、始めましょう 『失せもの、我の求めしもの、その在り処を示せ』! | |
んっ? | |
棒が指している方向には……ドア? | |
ンン〜〜? 紙は落ちてないわね〜 | |
紙が入り込むような隙間もありませんし…… まさか、ドアの向こう? 外に飛んで行ってしまったとか?! | |
…………。方向、じゃないのかも…… もしかして…… | |
え? 何? | |
果南、ちょっと教室に戻って 机や鞄の中の物、確認してきてくれない? | |
ええ? | |
早くっ! | |
あ、おかえりなさ〜い。どうだった? | |
びっくりしたぁ……善子ちゃんほんとすごいよ…… | |
あったのね? | |
うん! ダイヤ、これ | |
はい? ……こ、これは! 失くした書類? 何故果南さんが? | |
ダイヤが貸してくれたノートに挟まってた! | |
アンビリーバボー……! あのチョップスティックスはドアやその向こうじゃなくて、 目の前に立っていた果南を指していたのね! | |
見つけた時は少しゾッとしたよ…… | |
何はともあれ、助かりましたわ ありがとうございます、ヨハネさん! ああ、でも、今回のことはどうかご内密に…… | |
安心して。地獄の二枚貝と称されるヨハネの口が、 秘密を漏らすことは決してないわ | |
鞠莉、言いふらしちゃだめだからね! | |
ハーイ♪ |
第3話
呼~今天的課程總算結束啦~! 不過其他人應該都還沒有到活動室吧? 算啦,就去那裡等大家好了。 | |
咱丸、露比,我們去活動室…… | |
善子,我們去活動室的說~ ……咦? | |
剛剛應該還在這裡…… 難道是先走一步了? | |
謝謝你願意過來。 | |
我能從你的氣息中感覺到不安和焦躁。 你應該是遇到了什麼麻煩事吧? | |
……不愧是善子。 不對,還是稱呼你為夜羽吧。 希望你能助我一臂之力。 | |
你需要我的幫助……?怎麼回事? 到底發生了什麼……!? | |
其實……!? | |
希望夜羽能帶我 去週遊魔界~☆ | |
什麼~!!? 鞠、鞠、鞠鞠鞠、鞠莉!?你怎麼突然提這種要求!? | |
哎呀,難得見到黛雅的表情 這麼謎樣嚴肅呢。 | |
連果南都來了…… 謎樣嚴肅是什麼意思? | |
你們兩個是什麼時候來的? 竟能在不知不覺中來到我夜羽的背後…… 三年級的三人組果然非比尋常…… | |
很自然地把黛雅也算進去了呢。 | |
我看到黛雅向着一年級教室的方向走去, 就出於好奇跟了過去~ 原本還以為她是去見露比呢。 | |
在發現她把善子獨自叫了出去,而且還要換地方吧, 看着就很有趣♪ 我就叫上果南一起來圍觀啦☆ | |
我聽到她對着電話很認真地說 「任務開始」, 就在琢磨這次她又要惹出什麼事來。 | |
嗚!我真是太大意了, 竟沒注意到遭人跟蹤…… | |
……那個, 可以把找我過來的理由告訴我了吧? | |
啊,真是不好意思。 好了……夜羽,你過來一下。 | |
嗯? | |
啊~!兩個人說悄悄話? 好過分啊~也算我一個嘛~ | |
……嗯嗯。學生會的? ……文件弄丟了!? | |
你太大聲了!! | |
哎呀呀~我就說嘛~黛雅竟然會出現這種失誤。 臉色鐵青地翻找書包和文件夾,原來是因為這個啊? | |
嗚嗚……是啊。 之前我在學生會室整理文件時, 不小心把桌上的文件給弄亂了。 | |
原以為所有掉落的文件都被我撿起來了, 沒想到今天才發現,居然少了一張…… 而且少的還是今天必須完成的東西。 | |
那可傷腦筋了…… 那你是為了尋找文件,才找來了善子? ……為什麼啊? | |
我也知道用這種方法不大妥當, 但還是想讓善子幫忙占卜一下。幫忙算算文件的位置。 | |
最初聽露比講起的時候,我根本沒有信…… 但聽說就連千歌的未來都被善子給說中了啊。 | |
真的嗎?善子,你也太厲害啦! | |
我覺得既然準確率這麼高,說不定也能解決我的問題…… 所以才把善子給找來了。 | |
原來如此…… | |
如何呢,夜羽? 你可以幫我占卜一下嗎? | |
(怎、怎麼辦,沒想到是這麼嚴肅的問題…… 給咱丸和露比的占卜比起算出一個結果 更主要的是想給她們打氣) | |
(給千歌她們占卜時,就更是看當時的氛圍隨口說的了。 但這一次如果沒能說中,不僅會讓黛雅失望, 更會給她增添麻煩) | |
(但是……既然她能在 遇到困難時想到我,那我也……) | |
我明白了。讓我試試看吧。 | |
真的嗎? 太謝謝了! | |
那這一次……就用這個吧。 | |
紙和鉛筆? | |
是墊子和筷子吧! | |
鉛筆和筷子、紙和布完全不一樣吧! 怎麼這都能搞錯啊! 這是神秘的占卜七大道具之一——「探求的指南針」! | |
啊,確實這不像鉛筆,看起來更像筷子呢。不過只有一根。 難道是要順着 筷子倒下的方向尋找? | |
你、你怎麼知道的!? | |
簡單的就是最棒的嘛! 這是尋找失物最好的方法啦! | |
只要能找到文件,用什麼方法都行。 | |
咳咳!好、好了,開始吧。 「遺失之物,為我所求之物,速速顯身」! | |
嗯? | |
筷子所指的方向是……門? | |
嗯嗯~~?並沒有紙張掉在這裡啊~ | |
而且也沒有能隱藏紙的縫隙…… 難道是在門的另一邊? 文件飛到外面去了!? | |
…………這個指的或許不是方向…… 說不定…… | |
咦?什麼? | |
果南,你能不能回教室一趟, 去檢查下桌子和書包里的東西? | |
咦? | |
快點去吧! | |
啊,你回來啦~怎麼樣? | |
真是完全沒想到……善子你太厲害了…… | |
真的找到了? | |
嗯!黛雅,給你。 | |
咦? ……這、這是……!是我弄丟的文件? 為什麼會在果南手裡? | |
這張紙夾在你借給我的筆記本里了! | |
簡直難以置信……! 那根筷子指的不是門和門外, 而是眼前的果南啊! | |
找到的時候簡直嚇到我了…… | |
不管怎麼說,真是幫了我一個大忙呢。 謝謝你,夜羽! 啊不過,這件事希望你們能替我保密…… | |
放心吧。我夜羽的嘴巴可是被譽為地獄雙殼貝,口風很緊, 絕不會將秘密泄漏出去的。 | |
鞠莉,你也不許說出去! | |
好♪ |
第4話
4話
善子ちゃん、おはよう〜 | |
おはよう | |
……清々しい朝ね、2人共 けれど、闇に慣れた目にはいささか眩しいわ | |
善子ちゃんは相変わらずずら…… って、どうしたの?! 制服泥だらけずら! | |
それに、所々擦りむいてる? 何があったの? | |
別に大したことは無いわ 近所の子供が蹴ったボールが顔に当たって、 よろけた拍子に縁石に足を引っかけて転んだだけよ | |
……ご、ご愁傷様ずら…… | |
動き、だいぶ合うようになってきたね | |
いっぱい練習したもんねー! はぁ、ちょっと疲れた…… | |
一旦休憩を入れましょう みなさん、水分補給を忘れずに | |
善子、なかなか来ないわねぇ | |
提出するはずの課題を忘れたから、 それを終わらせてから来るんだっけ? | |
うーん、忘れたというか…… 課題のプリントは3枚だったんだけど、手違いで 善子ちゃんにだけ3枚目が配られてなかったらしいずら | |
えっ、そんなことってあるの?! というか、それって善子ちゃんが悪いわけじゃないよね? 免除してもらえたりしないの? | |
さすがにそれは無いんじゃないかな | |
理不尽……! | |
先に行けって言われたから来ちゃったけど、 待ってればよかったずら。善子ちゃん、ちょっと 落ち込んでるみたい。朝も酷い目にあったらしいし…… | |
言われてみれば、善子ちゃんにだけやたらトラブルが 起こることあるよね。本人は受け流してるように 見えるけど、やっぱり気にしてるのかな | |
待たせたわね、みんな! 堕天使ヨハネの降臨よ! | |
噂をすれば。課題お疲れさまでした 随分かかったようですが、難しかったのですか? | |
ううん。ただ、シャーペンの芯が無くなったり 代わりの鉛筆が折れたり、消しゴムかけた勢いで プリントが破れたりしてなかなか進まなかっただけ | |
オーマイガッ…… | |
善子ちゃん、 善子ちゃんは自分で自分を占ったりしないの? | |
え? | |
うーん、今日は良くないことが起きるかもって分かれば、 それを回避するための作戦立てたりとか 出来るんじゃないかなって | |
……そんな簡単には行かないわよ! 私は、その…… タチの悪い天使が邪魔して、上手く占えないの! | |
そうなの? でも、試しにやってみたら? もしかしたら、すっごくハッピーな 占い結果が出ちゃうかもよ? | |
今日はセブンアイテムズは持って来てないの? | |
『大いなる運命のアルカナ』を持ってきてあるけど…… | |
……そうね、やってみるわ 我が運命を示したまえ――――これだ!! | |
おお! どんなのが出た? | |
……『塔』の逆位置 崩壊の前兆、終わらない災厄…… | |
……えっと、崩壊ってことは壊れちゃうんだよね? 何か落としたりぶつけたりして 壊さないように気を付ければいいんじゃないかな! | |
このタイミングでこの引きはある意味才能ですわね…… | |
ん? | |
うわっ?! 雨の予報なんて出てなかったのに、何で?! | |
ひゃー! びしょびしょずらー! | |
み、みなさん、早く校舎の中へ! | |
ゲホッ、ゲホッゲホッ……うう、のどいたい…… | |
(昨日はあのまま解散。結局練習には参加できなくて、 今日も熱で学校休み。崩壊っていうのは、 昨日の天気と私の体調のことだったのかしら) | |
(終わらない災厄かぁ…… そんなの今更言われなくても分かってるわよ! 堕天の時、希望は全部神の元に捨て置いてきたんだから) | |
……? なに? おかあさん? | |
お母さんではないずら〜 | |
お邪魔しまーす | |
ル、ルビィ? ずら丸? 何で? どうしたの? | |
風邪って聞いて、お見舞いに来たの 具合、どう? | |
このくらい何とも無いわよ 私を誰だと思ってるの。堕天、ゲホッゲホッ | |
はいはい、ヨハネ様。無理しちゃだめずら | |
あのね、ゼリー買ってきたの 食欲無くても食べやすいかと思って みかんと桃とぶどうとナタデココヨーグルトとマンゴーと… | |
多くない?! | |
それと、これも みんなから預かってきたずら | |
厄除けお守り? 四つ葉のクローバーのしおり、 招き猫のぬいぐるみ、七福神ストラップ、 お札、蹄鉄……? このもふもふのやつと輪っかのやつは? | |
もふもふしてるのはうさぎさんの足 あっ、本物じゃないよ?! 輪っかの方は、悪夢から守ってくれるお守りだって | |
もしかして……これ、全部魔除けやラッキーアイテム? | |
その通り! これだけあれば、どこから災厄が襲って来ようとも、 福の神達の鉄壁が跳ね返してくれるずら! | |
善子ちゃんの引いた『塔』のカード、 悪い意味がたくさんあるけど、ずっと不幸なわけじゃ 絶対無いと思うの。だから、元気出して! | |
うん……ありがと | |
(前言撤回。どうやら希望を捨てきった わけじゃなかったみたい。じゃなきゃ、 こんなに心配してくれる友達は出来ないわよね……) | |
ゼリー、もらっていい? 2人もよければ一緒に食べましょ | |
えっ、いいよいいよ 善子ちゃんに買ってきたんだから、善子ちゃんが食べなよ | |
こんなに食べきれないわよ それにずら丸はもう食べる気満々みたいだけど | |
じゅる。はうう、よだれが勝手に | |
じゃあ、いただきます。このゼリー、 今プレゼントキャンペーン中らしくて、蓋の裏に 『アタリ』って書いてあると商品券がもらえるんだって | |
へえ | |
じゃあ「せーの」で一斉に開けてみる? | |
いいわよ | |
いくよ、せーのっ! | |
ありゃ、ハズレずら | |
ルビィも。えへへ、残念 ……善子ちゃん? | |
…………当たった |
第4話
善子,早上好~ | |
早上好。 | |
……二位,今早的天氣真好。 但對於習慣了黑暗的我來說,實在有些耀眼。 | |
善子還是老樣子的說…… 哇,你怎麼了!?校服上怎麼全是泥巴的說! | |
而且身上怎麼有這麼多處擦傷?到底出了什麼事? | |
沒什麼大事, 就是附近的小孩子在踢足球時,把球踢到了我的臉上。 我一下子沒站穩,就被石頭絆倒在地了。 | |
……節、節哀的說…… | |
動作開始合拍了呢。 | |
畢竟做了那麼多訓練! 呼,我都有點累了…… | |
那就休息一下吧。 大家別忘記補充水分。 | |
善子怎麼還不來啊。 | |
她好像是說忘了做該交的作業, 所以要等到做完才能來吧? | |
唔,其實也不是她忘了…… 作業一共有三頁,因為一些失誤, 只有善子沒領到第三頁的說。 | |
不是吧,還能有這種事!? 那根本就不是善子的錯吧? 直接免交不行嗎? | |
這個恐怕不行吧。 | |
真是不講道理……! | |
她說讓我先過來, 但其實我應該等等她的說。善子看起來 似乎有些消沉。她早上也遇到了倒霉事…… | |
說來,似乎只有善子 常常遇到這些麻煩事啊。她看起來一副無所謂的樣子, 其實心裡應該還是挺在意的吧。 | |
各位,久等啦! 墮天使夜羽降臨了! | |
真是說到就到啊。寫作業辛苦了。 看你花了這麼長時間,作業是不是很難啊? | |
不是的。但我的自動鉛筆芯沒有了, 替換用的鉛筆也折斷了,擦橡皮的時候 還不小心把作業紙也撕破了,所以進度才這麼緩慢。 | |
我的天啊…… | |
善子, 你有沒有給自己占卜過? | |
咦? | |
比如說,如果能知道今天會發生不好的事情, 應該可以為了避開這些事, 事先做一些準備吧? | |
……哪有那麼簡單啊!我其實,那個…… 邪惡的天使一直在阻礙我,害得我沒法順利占卜! | |
這樣啊?不過你可以試試看啊? 說不定會得出 特別好的占卜結果哦。 | |
今天你沒有帶七大道具嗎? | |
「神聖命運阿爾克那」倒是帶來了…… | |
……也對,我就試試看吧。 展現我的命運吧……就是這張!! | |
哦哦!抽到了哪張牌? | |
……「塔」的逆位, 象徵着崩壞的前兆、無盡災難…… | |
……那個,崩壞應該是指弄壞東西吧? 你只要小心別撞掉什麼, 別把什麼東西給毀壞,應該就沒事了吧! | |
能在這種時刻抽中這張牌,你也真是厲害…… | |
嗯? | |
哇!? 天氣預報里明明沒有雨啊,怎麼回事!? | |
呀~! 渾身上下都被淋濕了的說! | |
你、你們快點進入校舍! | |
咳、咳咳……嗚嗚,我嗓子好疼…… | |
(昨天直接解散了,我根本沒來得及參加訓練。 今天又因為發燒而請了假。看來崩壞指的是 昨天的天氣和我的身體吧) | |
(無盡災難…… 不用說我也知道啊! 早在墮天之時,我就已經把所有希望都丟給神明了) | |
……? 怎麼了?媽媽? | |
我不是你媽媽的說~ | |
打擾啦~ | |
露、露比?咱丸? 你們怎麼來了?有什麼事嗎? | |
我們聽說你感冒了,特意來探病。 身體好些了嗎? | |
這點小病根本不算什麼, 你們也不想想我是誰。墮天……咳咳。 | |
好啦好啦,夜羽大人。不要硬撐的說。 | |
那個,我買了果凍。 我覺得你應該沒什麼食慾,就去買了些好吞咽的東西。 口味有橘子、桃子、葡萄、椰果酸奶、芒果…… | |
太多了吧!? | |
還有這個, 這是大家托我們帶來的說。 | |
除魔護身符?四葉幸運草的書籤、 招財貓玩偶、七福神掛飾、護符、馬蹄鐵……? 這個毛茸茸的東西和圓圈形的東西是什麼啊? | |
毛茸茸的是兔子的腳。 啊,當然不是真的啦。 而圓圈形的東西是保護你不受惡夢侵襲的護身符。 | |
難道說……這些全都是除魔和招福用的東西? | |
沒錯! 有了這麼多護身符,無論是怎樣的災難, 都會被福神們的力量給擋回去的說! | |
雖說善子抽到的「塔」 象徵着很多不好的含義, 但並不意味着會一直不幸下去。所以說,打起精神來吧。 | |
嗯……謝謝你們。 | |
(我要收回自己剛剛的話。看來 我並沒有丟棄所有希望,不然 怎麼會有這麼多關心我的好朋友啊……) | |
果凍我就不客氣啦。 你們也來一起吃吧? | |
咦,這個就不用啦。 畢竟是給善子買的,還是善子吃吧。 | |
我怎麼吃得下這麼多啊。 而且咱丸似乎已經準備開吃了呢。 | |
(流口水)嗚嗚,口水自己流下來了。 | |
那我們就不客氣啦。這個布丁現在 似乎正在做活動,只要蓋子內側 寫着「中獎」,就可以獲得購物券。 | |
這樣啊。 | |
我們數一二三,然後一起打開吧? | |
好啊。 | |
一、二、三! | |
哎呀,我沒中的說。 | |
露比也是。嘿嘿,好遺憾啊…… 善子? | |
…………我中了。 |